令和元年度名古屋市まち・ひと・しごと創生推進会議に出席しました
当社代表の矢上は、2015年度(平成27年度)より名古屋市まちひとしごと創生会議の委員として参画しています。
会議の出席レポ、開催結果の名古屋市の議事録等をお知らせいたします。
令和元年度名古屋市まち・ひと・しごと創生推進会議
令和元年度名古屋市まち・ひと・しごと創生推進会議〈開催結果〉(名古屋市のHPより)
http://www.city.nagoya.jp/templates/kaigikekka_2019_2/somu/0000119825.html
開催日 令和元年8月1日(木曜日)
開催時間 午後3時から午後5時
開催場所 市役所本庁舎5階 正庁
議題(公開・非公開の別)及び審議の概要
・名古屋市まち・ひと・しごと創生総合戦略進行管理状況などについて(公開)
・若い世代の転出入理由について(公開)
・その他(公開)
事務局から資料に基づく説明をし、委員から多様な意見をいただいた。
今までの会議出席LOG
平成30年度名古屋市まち・ひと・しごと創生推進会議
開催日 平成30年度8月23日(木曜日)
平成30年度名古屋市まち・ひと・しごと創生推進会議〈開催結果〉(名古屋市のHPより)
http://www.city.nagoya.jp/templates/kaigikekka_2018_2/somu/0000109400.html
以下、抜粋
【資料3】若い世代の転出理由に関するアンケート調査について
http://www.city.nagoya.jp/templates/kaigikekka_2018_2/cmsfiles/contents/0000109/109400/siryou3.pdf
【資料3】若い世代の転出理由に関するアンケート調査についてから抜粋
*アンケート実施の背景
◆本市の地域別の社会移動に関しては、関東に対してのみ転出超過であり、特に20代の若い世代の転出数が増加している
◆現状ではこの世代の転出理由を十分につかめていないため、関東への転出数の大部分を占める東京圏(埼玉県、千葉県、東京都及び神奈川県)への転出者に対しアンケートを実施することで、その理由を把握する(本市初の試み)
*まとめ
①転出理由の多くは「仕事の都合」で、男性は「転勤」、女性は「就職」が1位
②東京圏に決めた最大の理由は、男女ともに「東京圏の方が魅力を感じたから 」が1位であり、特に女性はポイントが高い
魅力を感じた理由は、男女ともに「活躍の場がある」、「ブランド力がある」が1位・2位であるが、男性の3位は「報酬がよい」で、女性の3位は「ワーク・ライフ・バランスの実現ができる」である
③「就きたい職が名古屋市ではないから」を選択した人の
“業種”は、「情報通信業」が多く、「製造業」、「学術研究、専門・技術サービス業」が続く
“職種” は、「専門的・技術的職業」が多く、「サービス職業従事者」、「事務従事者」 が続く
④若者にとって生活する上での重要度が高い項目ほど、東京圏の方が満足度が高い傾向である
特に差があるのは「魅力ある仕事がある」と「遊ぶ場所・娯楽施設の充実」である
⑤希望や期待としては、名古屋市に住みたい人は多く、また住む場所にこだわりがない層もかなりいる
「就きたい職が名古屋市ではないから」選択者は、本当は名古屋市に住みたい人が多い
【学び舎mom株式会社 矢上委員】
・起業に対する公的支援は増えているが、ビジネスを継続する時やビジネスモデルを考えて成長させたり、人の雇用を考えたりする際の相談窓口や支援、公的サポートが少ないという意見をよく聞く。起業した後の継続、成長、発展するところに施策を行ってもらうと良いと思う。
・もう1つは、起業家やフリーランスの方たちの社会保障面、社会保険制度がすごく抜け落ちていると感じる。雇用されていれば、健康診断やメンタルヘルスのケアなどのセーフティネットがあるが、フリーランスだと相談窓口がどこにあるかわからない。保健師などが相談にのってくれるメンターバンクがあったり、健康診断を受けやすくなるような社会保障制度があったりすると、起業家自身の安心安全な環境ができ、もっともっと起業して発展して、イノベーションがどんどん創出する循環が生まれるのではないかと思っている。
【学び舎mom株式会社 矢上委員】
・アンケート調査を見ると、就きたい職がないから一回関東圏に行くが、名古屋に戻りたい、住みたいという方たちがすごく多いという結果となっている。他の委員からもプロモーションの仕方について意見が出ており、1つ我々の取組をお知らせする。昨年より、経済産業省から受託して東海3県の女性起業家の支援・創出事業を行っている。東海3県の民間・公的支援機関をパンフレットに一覧で掲載しており、女性起業家からも好評である。また、ホームページやSNS上で、一歩先を行く女性の起業家の紹介をしている。若い人はロールモデルを求める傾向にあるので、実家が遠方の人だったりシングルマザーであったり、様々なタイプのバックグランドのある方の働き方・生き方を知らせることが必要だと考えている。
・女性に対しては、広く「名古屋は魅力的な町」と投げかけるよりも、「女性が働くなら名古屋」だったり、「女性の感性を活かして生きる町名古屋」といったイメージで、「私」へ発信した方が目を向けやすい。名古屋で開催されるウィメンズマラソンのような世界的な大会の際にでも、女性に目を向けるようなプロモーション戦略を行うとよいのではないか。
・一例だが、千葉県の流山市は「母になるなら、流山市。」というキャッチフレーズが子育て層にすごく響いて、子育て層の転入が著しい。「母になるなら」というキャッチフレーズに込めた想いは、「子育てするなら」にすると女性・母イコール子育てしていればいいみたいな状況のプロモーションになってしまうので、母になっても自分のことも、夢も追えて、子育てもできて、生き生きと多様な生き方ができるようにという意味と聞いている。そういった感じで、名古屋も多くの魅力的なリソースがあるので、それがうまく伝わるように発信したり、住んでいる人たちも、それぞれ奥ゆかしさは大切にしながらも「ここは魅力的だ」と伝えることができるようになると良いのでは。ワーク・ライフ・バランスを保って、男性も女性も生きやすい町っていうところを一つ一つ伝え合えると良いのでは。
・IoTやAI人材についても、一見男性向けと思えるが、そこも「いろんなやる気のある人」「女性もぜひ」のような感じのプロモーションをしていくと良いと思う。
会議出席時の写真