【出展レポート】5/30(金)Business Connect Osaka―女性×世界の力で未来を創る【大阪・関西万博中小企業参画機会創出事業】に出展して見えた、次の挑戦の風景

2025年5月30日(金)、大阪産業創造館にて開催された「Business Connect Osaka」。
フェムテック、キャリア、ライフスタイルなど、女性の活躍を支える商品・サービスが一堂に集結し、国内外のビジネスが交差する熱量の高い展示会となりました。主催は大阪市・大阪産業局、協力には女性経営者の国際認証を行う「WEConnect International」。

この舞台に、私たち学び舎mom株式会社も出展という形で関わらせていただきました。


JWLIのご縁からはじまった出展の道

この出展のきっかけは、The Japanese Women’s Leadership Initiative (JWLI) アラムナイ仲間の岸上真巳さん(大阪市立男女共同参画センター クレオ大阪中央)からのお声がけでした。

彼女の想いと、大阪という舞台が持つ可能性に背中を押され、出展へと動き出した私たち。その道のりの中で、WEConnectの国内連携を担う日本精機・高橋祐子さんとも出会い、出展内容を深めることができました。

現地ではさらに、JWLI Bootcamp石巻で出会った浜出理加さん(天然回帰)や、私自身が6年前に共催したJWLI Bootcamp名古屋の林日奈さん(NPOアウトリーチ)とも再会。まさに「想いが循環する場」としての展示会だったと感じています。

今回の展示には、ただの“商品PR”にとどまらない、「想いを携えた対話の場」としての意味がありました。

学び舎momが掲げたテーマ:「Well Park」

今回の出展テーマは、
「Well Park〜街の拠点で心身整え、未来へ挑む〜」

「予防・未病」「キャリア支援」「社会参加」という視点から、女性たちが“整えること”と“挑戦すること”を日常的に行える地域の拠点づくりを提案しました。

展示ブースでは以下の要素を中心に発信:
• グループコーチングやMyスタイルキャリアLabなど、仲間と整える習慣形成
• 未病・予防の視点から、医療に頼りすぎないライフケアのあり方
• セカンドキャリアに悩む女性たちのリスキリング実践事例
• 学び舎momが支援するフェムテック起業家の展示・紹介

そして今回は「参加型ブース」として、訪問者が自ら問いを立てる対話形式も導入。
対話の中で、「自分自身の変化」や「地域でどう活かせるか」といった深いテーマが自然と生まれていました。

シェア出展者のみなさまとの共創

今回、学び舎momはブースNo.7で、合計4社での女性起業家とシェア出展しました。それぞれが大切にしてきた想いやストーリーが集まり、温かく多層的な展示空間になりました。

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🌸【ブリューエン株式会社】
ディレクター 岡田江美さん、曽根千夏さん
育児や介護など、制約のある状況下でも「働くことをあきらめない」女性たちとともに、クリエイティブなアウトソーシング事業を展開。
今回は、女性たち自身が開発に携わったプロダクトや制作物を展示。地域と企業をつなぐ新しい働き方のモデルを提示しました。
🔗 https://bluhen.org

🎨【株式会社アートリベラル】
橘れいさん
「アートから自分らしく生きる」をテーマに、女性の“自己決定力”を育むアート思考教育を展開。
育児や介護を経てキャリアが一時止まってしまった女性たちに向けて、表現することで自己存在価値を再確認できるプログラムを提案。
🔗 https://art-liberal.com

🧩【NPO法人社会復帰支援アウトリーチ】
林日奈さん
長期ひきこもりや無業状態からの社会復帰を支援。展示ブースでは、女性が自分のペースでキャリアを考えられる「ジョブチャレンジゲーム」を出展し、楽しみながら“自分らしい働き方”を再発見できる空間に。
🔗 https://outreach-npo.org

会場の空気感、そして交流会の熱量

3階・4階すべてが出展会場となった大阪産業創造館。出展企業は国内外50社以上。会場を歩くだけで「女性の未来を支える技術・サービス・想い」があふれていました。

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午後6時からの交流会(Business Connect Networking Night)では、大阪市副市長のご挨拶のあと、フランスのARTグランテスト(地域観光局)局長のスピーチ、そしてWEConnect InternationalのCEOによる力強い言葉をいただきました。

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私たちのブースに来てくださった方が、懇親会で再び話しかけてくださるという循環もあり、「届けたことが届いていた」と実感する場でもありました。食事もヴィーガンを意識したものやお酒などとても美味しく楽しめました。

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万博の地・大阪で、ローカルとグローバルの橋渡しを

2025年の大阪は、万博開催に向けて熱気に包まれていました。新大阪駅や街のあちこちからも、“何かがはじまっている”空気が伝わってきました。

今、地域で育つ小さなチャレンジが、グローバルと交わる機会が本当に増えてきている。
だからこそ私たちは「地域発・女性発のインパクト」を大事に育て、
グローバルスタンダードと対話できる土壌を、自ら耕していく覚悟を持っています。

最後に

この展示を通じて伝えたかったこと。それは──

誰もが“整えること”と“挑戦すること”を両立できる社会は、もう始まりつつある。

  • 女性が“誰かのため”だけでなく、“自分のため”に動ける時間を持てること。
  • 地域に、共に応援しあえる仲間と仕組みがあること。
  • そして、その循環が世界とつながっていくこと。

そんな未来を感じさせる一日でした。出会ってくださったすべての方に、心から感謝しています。

またどこかの展示の場で、あなたと出会えたら嬉しいです。