イベントレポート:10/16(水)名城大学公開講座2024 経営学部・経済学部「起業講座」市場に挑む・市場を拓く登壇！

名城大学公開講座2024 経営学部・経済学部「起業講座」市場に挑む・市場を拓く　登壇！

2024年10月16日(水)名城大学天白キャンパス共通講義棟北１階N-101（名城ホール）にて【名城大学経営学部・経済学部「起業講座」】に代表矢上が登壇いたしました。

＜イベント概要＞

【開催日時】2024年10月16日(水)18：10～19：40

【開催場所】名城大学天白キャンパス共通講義棟北１階N-101（名城ホール）

【講座テーマ】“積小為大”微力ながら大志を胸に：女性起業家の社会変革への取り組み

「起業講座」は、2000年の経済学部・経営学部発足時から両学部共催で開講してきた授業科目であるとともに、名城大学の公開講座として、本学学生のみならず地域住民の方々にも広く開放されてきた取り組みです。

中部圏を中心とした企業のトップの方を講師にお迎えし、授業で学ぶ経済理論がどう実践されているのかを知ることができます。ビジネス界の第一線で活躍する経営者の方の経験談、経済論は学生たちにも大きな刺激を与えています。社会人の聴講も見られ、名城大学ならではのユニークな講座として定着しています。

10月16日（水）、代表の矢上が「“積小為大”微力ながら大志を胸に：女性起業家の社会変革への取り組み」というテーマで、約500名の学生や一般の関係者を前に講演いたしました。

まず、矢上は「『積小為大』という言葉を知っていますか？」と参加者にその意味を問いかけながら話を進めました。

積小為大とは「小さな努力を積み重ねることで大きな成果を得る」という意味であり、この考え方が自身の人生や起業においても重要な役割を果たしていると説明しました。

その後、矢上は自身のキャリアについて詳述し、大学進学、留学、就職、結婚、子育てといった様々なライフイベントを経て得た経験を紹介しました。特に、アメリカ留学中に「アントレプレナーシップ（起業家精神）」に触れたことが視野を大きく広げる転機となり、当時現地では、起業に関する活動が活発に行われており、その日本との違いに驚いたとのことです。

表面上は順調に見えるかもしれませんが、その裏にある困難や葛藤、挑戦し続けた経験について率直に語り、参加者を惹きつけている様子が伺えました。

学び舎momとその成長の過程

矢上は、学び舎momの前身である「ママスタートクラブ」をどのように立ち上げ、名古屋市の10区に支部を持つ大きなコミュニティへと成長させたのか、その経緯についても詳しく話しました。

実際の声を拾い上げて社会課題に気づき、NPO法人ではなく会社を立ち上げたという部分が印象的でした。創業時に大企業と関わる機会を得たのは、常に人々の課題やニーズを異なる立場の人に伝え続けていたからだとのことです。

また、「通勤や通学のルートを変えてみること」「異文化交流や一人旅をすること」といった、身近にできる工夫も紹介されました。

終わりに

講演の締めくくりとして、離職した女性が再び輝ける社会を目指して、参加者に向けて以下の3つのメッセージを伝えました。

小さな一歩を踏み出すことの大切さ
人生の決め事
微力でも、それは一時無力ではないということ

このメッセージは、特にまだ人生の途中にいる学生たちにとって、とても心に響いたようでした。

質疑応答の時間では、参加者からの「男性に期待することは？」という質問にも、一つ一つ丁寧にお答えいただきました。

＜参加者からの感想＞

Tさん
今回の講義では、女性起業家ならではの苦悩や社会課題に気付くためのポイントを学ぶことができた。社会課題に気付いても、女性というだけで資金調達の難しさや世の中の固定観念に阻まれて起業が困難になることが分かった。現代では女性の社会進出が進んでいるので、女性に対する固定観念を無くさないといけないと思った。
Hさん
今回の矢上氏の講義を聞いて、MBA取得や起業してて輝かしい経歴をお持ちで凄いと思いました。しかしその裏では凄く色んな大変なこと、挫折、挑戦など、仕事の形があり、色んな努力や体験をしていることが分かりました。この話を聞いて小さな事でもいいから行動してみることが大事である事を改めて感じました。最後の方におっしゃっていた微力は無力では無いと自分の人生を人に任せるなというメッセージがすごく印象に残りました。
Sさん
今回の講義で「人生の舵を自分で握る」という言葉が一番印象的でした。私は今まで周りに流されずに、人と違うことをたくさんしてきて、その中で批判されたこともありましたが、今日のこの言葉を聞いて、自分らしく生きていきたいと思いました。