【開催レポート】愛知で挑戦する女性を応援!Challenge × Woman vol.2
【開催レポート】愛知で挑戦する女性を応援!Challenge × Woman vol.2
2020年6月5日(金) 13:30-16:30 「愛知で挑戦する女性を応援!Challenge × Woman vol.2」オンラインイベントを開催しました。当日は愛知県をはじめ、関東、関西などの県外からのご参加もいただき、合計80名を超える大勢の皆さまとオンライン上で繋がることが出来ました。今回の開催のきっかけは、数か月前には予想もしなかったこのコロナ禍で、不安や悩みを抱える女性起業家たちの「声」からでした。いち早く繋がる場を設けたい!そこで、学び舎mom株式会社、株式会社eight 、MUSASHi Innovation Lab CLUEの代表3人がタッグを組み、今こそ、不安を分かち合い、未来へのエネルギーへ繋げよう!女性起業家たちが元気になれる場所を創ろう!オンラインならすぐできる!と急遽の開催となりました。今回、『コロナ禍をしなやかにチャンスに変える女性起業家たち』をテーマに掲げ、元気を届けたい!という想いあふれたイベントレポートをお届けします。
日本における植物療法の第一人者 森田 敦子さんによる基調講演
植物療法(フィトテラピー)の世界では知らない人は居ないという森田さんが、今回、地元愛知に向けて特別に想いを語ってくださいました。大学で中国語を学び、客室乗務員へ。そんな中、ダストアレルギー気管支喘息を発病。一時は人工呼吸器を外せず、毛髪、眉毛、睫毛はすべて抜け落ち、ゾウのような肌。ステロイド剤がかかせないという状態に。その後、世間はバブル真っ盛りの中、まだアロマテラピー、オーガニックという言葉さえない頃に、フランス国立パリ13大学へ留学。ご自身の身体を癒しながら、本格的に植物薬理学を学ばれました。発病による審美的なダメージ、子どもを持つことは難しいであろうと医師に宣告される等(その後、42歳で自然妊娠~出産)、雑誌等で紹介されている華やかな経歴からはうかがえない壮絶な裏側や失敗談も含めて、起業となるきっかけから今までの歩みを率直な言葉でお話いただきました。森田さんからはここでは書ききれないほどの感動と学びをいただきました。私たちへメッセージの一部を抜粋してご紹介します。
★大変だったこと
- お金 <お金はやっぱり必要なんです>
- 人 <一緒にやってくれる仲間>
- 信頼関係を繋げていくこと
※苦労は後々のすべての成功の鍵となる。
★大事なポイント
① 初心を忘れずに。インスピレーション、心が動くことを大切に。なぜこの事業をやりたいか。
② 人と繋がること。教えてください、助けてください、と素直に言えるか。
③ 自分を信じること。自分以外の自分の応援団は居ない。
※書きとめることの大切さ。がんばりすぎない。
★コロナで大切だと感じること
① 健康であること
② 笑顔でいられること
③ 幸せでいられること
※With/Afterコロナのこれから、人が幸せでいられることを考えられるのは女性。
女性の時代がやってきました! ポジティブな気持ちを持ち続けること!
森田さんの今後の夢・野心は、東三河の薬草を使って、赤ちゃんからお年寄りまでを対象にしたトータルヘルスケアブランドを<東三河から世界へ!>届けること。今年9月発表のこの新規事業は、ご自身の初心に立ち戻っての新しい起業でもある、とお話されました。とても楽しみです。
『みんな、がんばりんよ!』 最後は可愛い三河弁で私たちにエールを送ってくださいました。
\オンライン疲れ解消ストレッチ/ ココカラスタジオN.塩見奈津子さん
オンラインセミナーに集中して、そろそろお尻が痛くなったころ。お待ちかねの塩見さんのオンラインストレッチです。優しいリードに合わせて、肩や首、お尻の凝りがほぐされていきました。短時間でありながらも、カラダはすっきり!参加者の皆さんからも大好評でした。
4名の女性起業家たちのショートスピーチ
まず最初のご登壇は、フリーアナウンサー村瀬 寛美さん。
「話す力で自信。さらなる挑戦へ」をテーマに掲げて、<子ども話し方教室>を展開しています。大学での講座、イベント司会など、多くの仕事がコロナの影響で延期、中止に。しかし、この状況を前向きにとらえ、新しい挑戦、可能性の気づきのヒントをもらえたと言います。「子ども話し方教室」は3月末からZoomを使用したオンラインレッスンへ切り替え、プログラムを再構成。その結果、体験者の増加、東京からの生徒さんも。「自分の得意分野を生かしながら、ほかの方のお手伝いをする、新しい私のスタイルでの仕事づくり。できることを楽しい形で行う。」と、ママのためのインスタライブを始め、今後さまざまなコラボ企画を予定していると笑顔で話されました。
二人目のご登壇は、山本製作所有限会社 代表取締役/コミュニティナース 田中倫子さん。
多くの製造業が売上げ減少という打撃を受ける中、果敢に新しい取り組みにチャレンジされています。看護師の経歴を生かし、「マスクの保管に困る」との現場の声から、オシャレな抗菌マスクかけ『しっぽ貸し手』を開発。地元病院や施設に寄付し現場で活用されています。「製造業も産直に」とネットショップでの展開やプレスリリースの活用によるメディアへの掲載等、そのスピード感あふれる取り組みは目を見張るばかりです。「大事な選択こそ、自分を信じる事。自信はなくとも責任は持つこと。」そのメッセージと共に、このコロナ禍において、「自社の弱みを見極める。直視すること。」という言葉に経営者としての重みを感じました。
三人目のご登壇は、じょさんしonline 杉浦加菜子さん。
ご自身の海外での育児、出産の体験をもとに、『世界のいつどこにいても、安心して妊娠・出産・育児のできる社会』をミッションとして活躍する助産師さんです。コロナ禍で行政や病院における「両親学級」が全国的に中止に。それを受け、「オンライン両親学級&児童館」を緊急企画。3/28に開催決断、4/4~4/19に講座開催、と驚異的なスピードです。多くのメディアにも取り上げられました。また緊急企画には、助産師200名を始めとする仲間が参画したというそのコミュニティづくりも興味深いです。「コロナがある・なしに係わらず、必要なサービスであると再認識した。」との言葉にこれからの展開がますます期待されます。
最後、四人目のご登壇は、合同会社DEAR FRIENDS 代表 早川友子さん。
『“食の安全”を考えるきっかけになる一食を届けたい。』と、給食事業、飲食事業、イベントプロデュース事業を展開されています。コロナの影響で3本柱ともに大きな打撃をうけ、New スタイルとして、「オンライン親子お料理教室」、「UberEats」をスタート。自信はなく不安であったけれど、やってみたい!というインスピレーションを大切に、『心地よい選択をしよう!もし選択が間違っていたら戻る勇気をもとう!』いう設立から変わらないポリシーでの決断とのことでした。プレゼンの場へは今回が初登場とは思えない堂々としたお話ぶり。ご自身の経験から必要なものを提供したい、と想いを実行する力が伝わってきました。
最後に
少しの休憩を挟んでの第二部では、「アフターZOOM交流会」を行いました。主催者、スピーカー、第一部より引き続きの方、第ニ部からのご参加者も含めて、多くの方々と、第一部のイベントの内容を振り返りながら、色々な質問が飛び交い、お互いの交流が深まりました。
また、今回の参加費については、一部経費を差し引いた全額(金額:36,100円)を、愛知県へ寄付することを決定いたしました。(寄付先は以下のサイト参照)
愛知県:医療従事者を応援するため皆様から寄附を募集しています
コロナ禍の中、不安と向き合いながらも、様々に工夫をしながら前向きに取り組む女性起業家たちの姿、そして生の声に、とても元気と勇気がもらえた時間でした。またそれぞれの大切にしている信念、女性ならではの感性にも大きな共感を覚えました。
女性の起業は十人十色です。Challenge×Womanは、ALL愛知の強みを生かしながら、今後もバリエーション豊かに輝く女性起業家たちを応援していきたいと思います。
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