イベントレポート:11/1(金)STATION Aiオープニングイベント参加&代表登壇

2024年11月1日(金)、愛知県の新たなスタートアップ拠点「STATION Ai」のオープニングイベントが盛大に開催されました。本イベントには、スタートアップや事業会社、金融機関、スタートアップ支援機関など、スタートアップに関わる多様な関係者が集まりました。愛知県が推進するイノベーションプロジェクトの概要や最新のトピックが紹介され、約20のセッションが開催される中、来場者は最新の知見に触れ、交流を深める機会となりました。

当イベントでは、弊社代表の矢上がモデレーターとして「多様性が育むイノベーション、共創コミュニティが描く未来のエコシステム」と題して、14:10~15:00に登壇しました。

【ゲストスピーカー】
・京田 ジョセフ オムニリンクス株式会社 代表取締役 / CEO
・橋本 翔太 コミューン株式会社 共同創業者/取締役
・藤原 由佳 EY新日本有限責任監査法人 パートナー
・矢上清乃 学び舎mom株式会社 代表取締役

「イノベーション創出に必要な多様性とは?」および「多様な人たちが交流しやすいコミュニティの土壌」をテーマに開催された本イベントでは、多様性を活かすための実践的なアイデアや課題について活発な議論が行われました。

まず、藤原氏は、女性が自然にコミュニティに参加できる環境を整えるためには、男性中心の意識改革が不可欠であり、特にリーダーが異なる価値観を受け入れる姿勢を示すことが、多様性を高めるだけでなく、組織や社会に新しい価値を生む土台となると語られました。

続いて、京田氏は、グローバル人材を活用することが組織の競争力を向上させる鍵になると強調されました。異文化を積極的に受け入れると同時に、目的意識を持って能動的に関わることで、国際的な視点を取り入れた強い組織が築けるという具体的な視点が共有されました。

また、橋本氏は、多様な人々が交流しやすい環境をつくるためには、対等な関係性を築くことが重要だと指摘しました。特に、マジョリティ側の無意識的な言動や振る舞いが、マイノリティ側に「見えない下駄」を履いているように感じさせることがあると述べました。これを解消するためには、マジョリティ側が自らの特権を認識し、その偏りを改善する努力をすることで信頼関係が深まり、真に多様性を活かすコミュニティが生まれると述べられました。

日本国内のみならず海外での仕事環境や、外国人から見た日本、多様性についてなど、それぞれの立場からお話しいただきました。最後には来場者へのメッセージもあり、大変有意義で貴重な時間となりました。

「EmpowerHER STATION: DEI×スタートアップ 交流会」

さらに、16:00〜17:00の時間帯でイベントのサイドコンテンツ企画運営も担当し、「EmpowerHER STATION: DEI×スタートアップ 交流会」を開催しました。

【ゲストスピーカー】(当イベントの発起人、ご協力者、登壇予定者(順不同・50音順))
・犬飼奈津子 株式会社Wo-one 代表取締役
・神田すみれ 多文化ソーシャルワーカー、コミュニティ通訳者
・松葉由紀子 NAGOYA CONNÉCT Women and Diversity Program Manager
・矢上清乃 学び舎mom株式会社 代表取締役
・山本恵子 ジャーナリスト、元NHK解説委員

このセッションでは、フェムテックやウェルビーイング分野で活躍する女性リーダーを中心に、ジェンダー平等、多様性、公平性、包括性(DEI)に関心を持つ参加者が集まり、インクルーシブなビジネスやスタートアップエコシステムの在り方について活発なディスカッションが繰り広げられました。

共感し違和感を楽しむことや、自分自身の中にある多様性を可視化することで創造性が高まることなどをシェアされ、「今あるものを活かす」という考え方が身近に感じられました。当日会場に来られていた来場者からも自由に取り組みについて発表していただき貴重な学びの時間となりました。
多様性の重要性やそれを活かしたイノベーション、共創の価値が深く掘り下げられ、相互理解とポジティブなアプローチが重要だということを再認識しました。

当日は、会場内の様々なエリアで多くの登壇者がセッションを行い、参加者は自分の関心やテーマに合わせて自由に視聴することができました。各エリアで多彩な視点からの発表やディスカッションが同時に繰り広げられ、参加者同士が学び合い、交流を深める貴重な機会となりました。

学び舎momは、今後も「STATION Ai」などの場を活用し、交流やイベントを通じて新しいアイデアを生み出していきます。女性や多様なバックグラウンドを持つ人々が活躍できる社会を作るために、実践的な学びやネットワークを提供し、参加者が共に成長できる場をどんどん広げていきます。